助川 富美恵

旅行が好きなんですけど、二泊三日の短い旅行というよりは、長期滞在が好きなんです。学生時代に石垣島の居酒屋に電話して、ゴールデンウィークの2週間働かせてもらったり、北海道の帯広で10日間農業したり、ベトナムに留学したりとか、とても楽しかったです。
だから将来はパソコン一つ持って、旅をしながら働ける仕事が良いなと思って、ウェブマーケティングに興味を持ちました。

大学では経営学を学んでいたんですけどマーケティングを学ぶ授業が充実していてたんです。その中でも、企業のマーケティング部の方が来て、企業が直面している課題をグループでディスカッションして解決法をプレゼンする授業が凄く楽しかったんです。
もっとマーケティングを勉強したいなと思っていた時に、ウェブ解析士協会の代表の江尻さんが特別講師として授業をしてくれたんです。ウェブ解析の授業ではサイトやアプリユーザーの行動を分析する方法を学ぶ授業で、楽しくてウェブ解析士の資格まで取ってしまいました。学んでいる過程でマーケティング楽しいなという思いが募っていったので、デジタルマーケティング支援の企業に入社しました。

会社では顧客のSNS運用を支援しました。自分が考えたものがSNSでバズって、商品が売れるのはとても嬉しいですね。不動産業からの依頼は、問い合わせ数を増やそうというものだし、製造小売業からの依頼は、売上よりもファンを増やしていこうというもの。企業ごとに求めることは違うので、ただただ数字だけ見るのではなくて、コメントも一つ一つ読んで、仮説を立てながら運用していくのは、とても楽しかった。

入社して仕事が一通りできるようになると、私はプロジェクトリーダーとして社員のマネジメントもするようになりました。どの仕事に誰が担当するのか、仕事をしっかりと分担しながらも、出来る限り社員に裁量を持たせて力を発揮できるようにする仕事です。
副業では、広告を出したいけどスキルが無いという企業をお手伝いするなど、色々と仕事が出来てみんなから頼られるぐらいに成長しました。頼ってもらえるのはとても嬉しいんですけど、だんだん自分で何かを生み出したいという気持ちが強くなったんです。

仕事はいつでも”お客さんがやりたい”ことを”やります”というもの。もちろん、お客さんが喜んでくれるのは嬉しいですが、自分で課題を立てて、解決策を考えて実行したいと思うようになったんです。そんな時にちょうど、経営企画への異動が提案されて「チャンスだ！」と思って志願しました。
経営企画室は課題を見つけるのが仕事の第一歩です。どうしたら社員みんなの生産性を向上させることができるのか、社員にヒアリングして課題解決の糸口を探ります。地道な作業ですが、課題を解決することで、皆の作業効率が改善されて「ありがとう」と言われるのがとても嬉しいです。

会社では「経営人材を輩出しましょう」という取り組みで、グロービスの教材を使って経営について学んでいます。社長からの課題は「会社に必要だと思う事業を考えて発表してください」というもので、チーム毎に提案しています。
会社は新規事業で子会社の社長になる人を募集していますが、自分もいつかやりたいことが決まったときに、会社内でやるのかそれとも起業するのかはまだ決めていません。今は身構えずに自分の成長に向けて頑張っています。

学生時代はパソコン一つ持って海外を旅しながら仕事したいなと思ってたんですけど、コロナが流行して世の中が変わってきてからは地方に興味が湧いてきました。パソコン一つあれば、都市で仕事をする必要もないので、地方の空き家をうまく利用できるんじゃないかなと思ってます。
地方の自治体が衰退していくのを見るだけっていうのは悲しいので、雇用を創出して地方を循環させていくお手伝いが出来たらいいですね。